
先日、滋賀県立近代美術館で開催中のハービー山口写真展を観て来ました。
会場には150点もの作品がありましたが最初の1枚で魅了されました!(笑)
優しいトーンのモノクロ写真。観た後、気持ちが前向きになる写真展でした。
私は、戦後の転換期における日本の日常を捉えた初期の作品が好きです。
ファッションやヘアスタイルで時代を感じても、不思議と古さを感じません。
撮られた瞬間に凍結された人々の表情は、どの写真もイキイキしてます。
写真に添えてある文章がイイ!山口氏の温かいお人柄が伝わります。
夢や希望が持てない・・・と悩んでる人に是非観て頂きたい写真展です!
HIKARICAL SCAPE 雲の上はいつも青空
美術館周辺をお散歩するのがまた良いんです~♪ 3月31日までの開催です!
ブログのタイトルがモノクロ写真って事で、もうひとつお薦めあります・・・。
6年前、どうしても手元に置いておきたくて初めて買った写真集。
写真家の上田義彦さんの本・・・ 「
at Home 」 (2006年初版)

上田義彦さんの奥様、桐島かれんさんと子供達を撮り続けた家族写真です。
結婚から4人の子供の誕生で6人家族になるまでの13年間の軌跡・・・。
分厚い本で、最初から観ていくとモノクロのドキュメンタリー映画を観てる様。
本の帯に書いてあった素敵な言葉をそのまま載せますとね・・・
夢のようで、どこにでもある幸福。胸を締め付ける、小さなほほ笑みの数々。
写真家は、二度とない大切な時間に魔法をかけ、永遠の中に封じ込めた。
最初のページでは「さすがモデル~!」って感じで写ってるかれんさんですが
妊娠、出産、子育てと、ページが進む毎にどんどん表情が変わっていきます。

母性に溢れる彼女は最高に美しくて眩しい・・・。(スッピンなのに~!)
観てる私まで優しくて幸せな気持ちになる・・・とても大切な本です。
この本に最初から登場してる長女の森繪さん。少し前のユニクロのCMで
かれんさんと共演されてるのを観てビックリしました!!もう大人の女性~!
産まれた時からずっと見守ってきた、近所のおばちゃんの気持ち?で
「エエお嬢さんにならはって~」って思わず呟いてしまいました・・・(笑)
この本を観る度、何でもない日常がいかに大切か気付かされます・・・。